こんにちはらぁさんぽ筆者です。ゴールデンウイーク最終日は一番弟子と年に四回くらい行なうラーメン旅をしました。

この日までの我々の食べるアベレージは2.8杯です。この後大体酒を飲んでいるのでただのデブである。
ただしブログの記事はあくまで小出しで行く。これが筆者のスタイルです。

また、今回私の一番弟子は二杯食べてビール飲んでギブアップした。筆者は大変失望したが、まぁラーメン一緒にはしごしてくれるのこいつくらいだしまぁよいかとなった。

さてさて本日紹介するのは戸塚にある支那そばや本店です。先日亡くなられたラーメン界の鬼、佐野実さんのお店です。人生をラーメンに捧げた男としてあまりに有名です。このお店のラーメンは佐野さん生涯最高の一杯とも言われています。

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写真は山水地鶏ワンタン麺(980円)である。ちなみに普通の醤油らぁめんは850円である。え、らぁさんぽの「あ」が小さい理由ってここから来てるの?っとつっこみがくるだろう。その方がラーメン界の重鎮的にも都合がよい。まぁちぃさんぽからきているんだけど。

麺について。細麺であり、やや柔らかい。小麦の香りもややする。昔テレビで見た記憶が蘇るがなんでも物凄い高い製麺機をつかって、その後冷蔵庫で熟成しているらしい。小麦の挽き方も日本で初の挽き方を用いているらしい。

具は葱、メンマ、チャーシュー二枚、海苔、追加でワンタンである。
葱は九条ネギ中心である。シャキシャキした歯ごたえがたまらない。最近筆者はネギを食べれば九条ネギを識別できるようになった。ブログとともに進化する筆者である。
メンマは柔らかく、細長い穂先メンマである。ほんのり味付けもされている。
チャーシューに関しては三元豚でバラであろうか。とても柔らかくうまい。最近食べたチャーシューでもベスト3に入るだろう。
海苔は小さいが芳醇な香りでとろける。
ワンタンに関しては数も多く結構なボリューム。鶏肉がおいしかった。
全体的にいい素材を用いていることが分かる。値段がやや高いのも納得だ。

スープは鶏ガラベースである。これも名古屋コーチンを使っているらしい。中心は鶏ガラであるが魚介もわずかに感じられる。優しい醤油その一言につきる。

当たり前のラーメンの当たり前を全て高水準にしたようなラーメン。例えるならバンクーバー五輪でトリプルアクセルは飛べないけど一つ一つの技が綺麗であったキムヨナのようなラーメンだ。
是非一度訪れてみて欲しい。

最後になりますが、カウンターを仁王立ちで見つめる佐野さんの姿を見ることができなかったのは大変残念です。謹んでご冥福お祈り申し上げます。